80年代に日本で製造された小ぶりなセミアコの名器Ibanez/AM-205です。この時期に製造されたIbanezのエレキギターはバインディングがボロボロに朽ちているものを多く見かけますが、本個体はバインディングのところが経年変化で茶色くなっていますが（おそらくバインディングそのものではなく、クリア塗装が変色しているのではないかと思いますが、オリジナルの状態を保つためにクリアを剥離したりはしておりません）、バインディングはかなりしっかり残っています。その他、メッキ部分の経年劣化や金属部のサビ、使用に伴うピックの後や拭き跡程度のごく浅いスレなどは見受けられるものの、これといった目立つ打痕や傷も見受けられず、主観ではございますが、かなり状態の良い部類ではないかと思います（掲載写真をご参照ください。掲載写真は、今後オーナーとなられる方の為にもシリアル番号を伏せさせていただいております。）。弦高が６弦12フレットで約1.6mm、1弦12フレットで約1.2mmの設定で、全弦/全フレットで音詰りも感じられず、ヴォリューム/トーン・ノブ共に特にガリも感じられませんでした。純正のハード・ケースが付属いたします。また、掲載写真にある当時の付属品も残っており、これらも資料として貴重かもしれません（保証はすでに切れております）。弦は古くなっておりますので、交換をお勧めいたします。たいへん古いものですので中古ギター/ヴィンテージ・ギターにご理解のない方や極端に神経質な方は入札をご遠慮ください。